こんにちは!アフターライフの山口です!
今回は年金受給の差によるリアルに厳しいことがテーマです!
60歳からと65歳からで年金受給額の差がどれくらいなのか、それに伴う問題点についても一緒にみていきましょう!
気になるところからご覧下さい
年金受給の差とは?
主な年金には2種類あり、日本在住の方が加入義務のある国民年金と、お勤め先の社会保険に加入されている方が対象となる厚生年金があります。
年金受給は65歳からが基本となりますが、それを前倒しで受け取れる「繰上げ受給」があり、繰上げ期間は5年が最大なので60歳から年金を受給することが出来ますが、そこにはデメリットもあります。
繰上げ受給は早期年金受給に伴い支給額の減少や、一度繰上げ受給を開始してしまうと変更や取り消しが出来ないなどの様々なデメリットがあるので注意が必要です!
では、注意点の1つである年金受給額の減少について国民年金を基にして見ていきましょう!
厚生労働省の「平成30年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると国民年金の65歳からの平均受給額が約66万円/年となっておりますので、それを参考例として繰上げ受給について考えてみましょう。
繰上げ受給で60歳からの受給開始とした場合、65歳からの年金受給額と比較し1年間で19.8万円の差が生じます。
年金の種類や受給額によっても異なりますが、受給額の差が逆転するのが77歳前後と言われておりますので、平均寿命が男性は約81歳、女性は約87歳なので老後の人生設計を考えた場合、60歳からの受給の方が「損」をしてしまう事になりそうです。
年金の差額よりも厳しいこととは!?
60歳からと65歳からの年金受給額の差は年額で約20万円の差になるようですが、年金受給の差額よりも懸念すべき問題があるようです。
60歳で定年退職をして年金受給を開始したとすれば、日々の暮らしの中で「自由な時間」が増えます。
その新しく生まれた「自由な時間」を娯楽や趣味に使おうと考えている方が多いと思いますが、趣味娯楽をするにしてもお金が必要になるようですし、やりたいこともなく時間だけがあっても悩みの種になるようです。
現役時代、長い休みの期間の退屈しのぎにパチンコをしてみたり、欲しくもない商品をつい衝動買いしてしまって、後悔をした経験は誰もがあるのではないでしょうか。
必ずしも時間を埋めるのにはお金が必要になるとは限りませんが、時間を持て余すと無駄な出費が増えることも事実のようです。
そして自由な時間が増え日々のルーティーンから「働く」が無くなることで、通勤の為に駅まで歩いていた事や勤務中の作業などの身体を動かす事が減ることで運動不足に陥りやすくなります。
運動不足が及ぼす悪影響は、生活習慣病のリスク、体力や筋力の低下による転倒のリスクが増すことでの要介護リスク、更に認知症のリスクも増すことで豊かな老後生活を脅かす種になりかねないようです。
年金受給の差額がもたらす問題も大きいですが、「自由な時間」が出来る事で浮き出てくる問題も小さくないのでよく考える必要があるようです。
計画性のある年金生活を!!
老後とよばれる時間は平均寿命から考えると20年以上あることになり、長寿化の進む現代では人生100年時代とも言われておりますので、それを基に考えると老後は35年近くもあることになります!
老後を豊かに暮らす為には、健康である時間を出来るだけ長く保つことや生活資金の見通しなど計画的な老後の人生設計をすることが大切になるようです。
健康寿命を延ばすことが、趣味を楽しむことや働くことなど様々な場面で選択肢が増えることで老後の日々の楽しみ方が多彩になったり、健康な身体を維持することを意識した生活が介護状態になる時間を遅らせることで、そこにかかる費用を抑える事にも繋がるので老後を豊かに過ごす為には重要になりそうです。
定年退職後も働き続けることが適度な運動となり、健康的な身体を維持することの手助けとなることや、時間を持て余す事での不要な出費などの問題を払拭する一つとなりますので、繰上げ受給をすることでの年金受給額の差額よりも大きな差となるようです。
まとめ
今回は60歳からと65歳からの「年金受給額の差」と「老後の時間」についてのお話でした。
老後のリアルに厳しいことは「時間」を持て余してしまうことで不要な出費が増えてしまう事や、働かないことでの運動不足などのデメリットがあることを知らずにこの問題に直面してしまうことです。
様々な問題に直面してからでは出来ることが限られてしまい、後悔することになるかもしれませんので、年金生活の試算や働くことなどの視野の広げた人生設計を立てることが、より明るく楽しい老後生活を築けるきっかけになるかと思います。
最後まで読んで頂きましてありがとうございました!
他にも様々な老後問題に関する記事を書かせて頂いておりますのでご一読頂けると幸いです。